機械工事において、架台の選定は安全性と作業効率を左右する重要な要素です。
振動や荷重への対応に支障が出るおそれがあるため、設置対象や用途に応じて最適な種類を選びましょう。
この記事では、現場でよく使われる代表的な架台の種類を解説します。
▼機械工事で使用される架台の種類について
■機械用架台
回転体や振動を伴う機器を安定的に設置するためには、機械用架台が不可欠です。
主にポンプ・送風機・圧縮機などに使われ、耐荷重性と耐振性に優れた構造が求められます。
振動を抑えることで装置の性能を維持し、周辺環境への影響も最小限に抑える効果が期待できるため、設計段階での調整が重要です。
■装置用架台
製造ラインや検査機器など、複数の装置を組み合わせて使用する場面で活躍するのが装置用架台です。
機器の高さやレイアウトに合わせて設計され、メンテナンス性や拡張性を重視する傾向があります。
アルミやスチール素材で構成されることが多く、軽量でありながら十分な剛性を保てる点が特長です。
■設備用架台
空調機器や電気盤など、建物設備を支える目的で使用されるのが設備用架台です。
屋外に設置されるケースも多く、耐候性や耐食性が重要視されます。
設置場所の条件に応じた加工や補強も求められるため、材質や表面処理の選定にも注意が必要です。
▼まとめ
機械工事において使用される架台には、機械用・装置用・設備用などさまざまな種類があります。
現場の状況や設置対象によって適切な架台を選定することが、安全性と作業性の両立につながる大切なポイントです。
『林工業株式会社』は、各種機械設備の据付や移設・撤去などの機械工事を承っております。
鍛冶工事にも対応しておりますので、架台の製作をご依頼の際はお気軽にお問い合わせください。
